こんばんは。ひろあきです。今日はブログのタイトルにもなっている、双極性障害について自分なりに簡単に説明していきますね。
双極性障害とは
まずは双極性障害の一般的な定義をGoogle先生に聞いてみましょう。『双極性障害』でぐぐってみると、こんなのが出てきます。
双極性障害(そうきょくせいしょうがい、英: Bipolar disorder)は、躁(そう)状態(躁病エピソード)と鬱(うつ)状態(大うつ病エピソード)の病相(エピソード)を繰り返す精神疾患である。ICD-10では、うつ病とともに「気分障害」のカテゴリに含まれている。古い呼び名では躁うつ病、あるいは他の名称として双極性感情障害、双極症とも言う。
すごく簡単に言うと、活動的になりすぎる躁状態と活動ができなくなるうつ状態を交互に繰り返す精神病なんですね。
うつ病などは社会的に認知されてきて、色々な対応が取られてきていますが、双極性障害はまだまだ社会に認知されているとは言いがたいです。しかし、100人に1人は発症するとも言われており、同じくメジャーな精神病である統合失調症と同じくらいの発症率です。
まあ、うつがつらいのはわかるけど、躁の時は活動的なんでしょ?じゃあ、うつ病よりもいいじゃないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、双極性障害の本当に恐ろしいのは躁状態にある時なのです。
具体的に躁状態になるとどんな弊害が出るのかというと、人によっても異なりますが、けんかなど人間関係のトラブル(←自分)、浪費や借金などの金銭トラブル(←自分)、性的にたがが外れるなど様々なトラブルを巻き起こし、最悪の場合、それによって警察のお世話になったり、会社をやめることになったり(←自分)、自己破産したりなどしてしまいます。
そして更に最悪なのが、自殺したりする場合もあるということです。双極性障害患者の5人に1人は自殺をするという恐ろしいデータもあるそうです。
治療法なのですが、基本的には薬物療法をメインに、認知行動療法などを組み合わせていくといった感じです。今はいい薬がたくさんあるので、上手くいけば普通に生活していくことも可能です。
ここで大事なのはあくまでも症状を抑えて、普通に暮らしていくことも可能ですよということであって、完治することはありません。症状が出なくなっても予防的に一生最低限の薬は飲まなくてはなりません。
そこがうつ病との大きな違いですね。うつ病は治りますので(再発率も高いですけど)。
双極性障害診断の実際
で、双極性障害と最初から診断されることはそう多くなく、最初はうつ病と診断され、その後診断名が変わる場合が多いようです。まあ、自分もそうでした。
何でそのようなことが起こるかというと、うつの時は自分がつらく感じるので、明らかに病気だという自覚があるのですが、躁の時は自分としては調子がいいと感じるので、病気という認識がないんですよね。
だからお医者さんとの診察の時にも躁の時は「大丈夫です」「調子いいです」と言ってしまい、お医者さんもそれをなかなか見抜けないということがよくあります。
こういう時は周りの人の意見なども主治医に伝えられればいいのですが、なかなかそういう機会はないのが現状です。
そうして双極性障害と気づかないまま、抗うつ剤を処方されたりしていると(双極性障害にはあまり抗うつ剤を処方しません)、躁状態が更に悪化して、周りに迷惑をかけてしまったりしがちです。
もしこのページを見ている人で、ご自身や周りの人で、なかなかうつ病が良くならないなぁという人がいたら、双極性障害を疑ってみてください。早期に診断が下れば下るほど、対応も早くなり、普通の生活を送れる確率が上がります。
最後に
以上徒然なるままに、双極性障害当事者からの双極性障害ってどんな病気というのを、書いてみました。足りないところやもしかしたら間違った記述があるかもしれませんが、はてなブックマークでご指摘いただけると幸いです。
最初の方にも書いた通り、100人に1人は発症するとも言われている、決して珍しい病気ではないので、病気の当事者の方もその周りの方も必要以上に悲観せずに、ちょっと厄介な友達だと思って上手く付き合っていきましょう。自分もそうしたいと思います。それではまた。